2013年03月07日
幾つになってもお雛様
今年も1年間のご褒美の「お雛様」がBa婆の家にやって来ました。今年のお雛様は富山市の土人形です。お店に入った途端一目惚れをしたお雛様です。
Ba婆は戦中生まれの昭和人、その頃は段飾りのお雛様は普通の家では高価で手がでなかったのです。そつとお雛様を取り出したところ、1枚の和紙のしおりが入っていました、「とやま土人形の由来」由来を読むと嘉永年間頃から富山では陶器作りの副業として土人形が行われていたようです。
城下には後継者がいなくなり、明治の頃には渡辺家一軒になってしまったそうです。渡辺家三代目には後継者がいなかった為制作が途絶えてしまった、しかし富山市民で「とやま土人形伝承会」を立ち上げ、全国から若い受講生を募集し高齢である三代目を講師にして、ようやく復活に漕ぎつけ、今年初登場の人形だったようです。
Ba婆の感動は伝承会を立ち上げ、しかも、受講生を他県からも募集したと言う事です。
Ba婆の里山にも先人が培った文化が沢山あると思います、しかし過疎化や高齢化が進み大切な文化が一つ二つ三つと消えて行き、だんだんと無くなるのではないかと危惧されます。これから芽吹きたい夢を持った若い受講生を呼び寄せ、私達爺婆が生きてきた時間には「豊富な知恵や技」を持っている人達が沢山います、また芽吹きたい若い人達に「夢」を託したい人達もいると思います。そして芽吹いた小さな花から、サプリメントを頂き日々ドキドキ、ワクワクの好奇心を持ちながら、暮すのも生きがいの方法ではないでしょうか。受講生達が定住すれば、この里山もゆっくり、ゆっくり過疎化が消え、先人が培って来た「文化」が地方へと発進して行くのではないでしょうか。私達爺ちゃん婆ちゃんも「夢」を持ちましょう!!高額なサプリを飲むより長生きをするかも知れませんよ!
近頃、市の偉い先生達が忙しくなって来ているようですね。安倍ノミクス、アジェンダ、マニフェスト、ホットケーキミックスでもいいです、「栗原民俗民芸村」などと言うものを考えてみては如何かな・・お後がよろしいようで!!