2013年03月16日

街のカウンセラー Yママさん

街のカウンセラー Yママさん
 今朝 一寸用事があって、何時もおじゃまをしているお宅へ伺い、何時もの通りの会話、何時もの通りの雰囲気、何にも変わりない。

ではまた!と言ってドアを閉めたとたん、Ba婆の心はグレー 父ちゃんの顔を見るのもいや、今日のは大波だなぁと思って、布団に入ってしまった。どうしてもグレーは消えない、
消そうと思いYママさんに電話 「ただいま、車の運転中のため電話に出る事は出来ません」

 「今日のは大波だなぁ」と言う意味がお分かりになりませんでしょ。

 Ba婆は数年前ある病気をした、1年半位スーパーの買い出し、最低限の台所仕事、後は布団の中の生活であった。このままの生活を続けてはいけないと思い立ち、ふらっと散歩に出かけた。
緩やかに流れる川や花々を眺めながら川べりを歩き、石畳の道に出たら、ベースの心地よい音が聞こえてきた。もともとBa婆はジャズが好きだったので、ベースの音に誘われて、恐る恐るドアをそっと開けた。薄暗いスナックの中にベースの音に合わせて頭を振りながら仕事をしている一人の女性いた。「いらっしゃい」と言って振り向いた女性!!笑顔とか優しいとか美しいとかだけでは表現出来ない.
 「いいー顔」をした50歳半ばの女性であった。「オスカーピ―ターソンの曲がありますか」「オスカーのピアノはいいわね」とジャズ談義になり、病気の事など忘れていた。この日からYママさんとお友達になり、日帰り旅行とかにご一緒させられBa婆は面倒を見てもらっている。Yママさんは寡黙な人である、どのお客さんにもカウンターの中でニコニコとじっとお話を聞いている、時々一言、二言だけ、其れだけで、なぜ安心して身を委ねることができるのか。Yママさんは「心に余白」がある人、言葉少なでも、心を込めた言葉は一言、二言の短い言葉でも相手の心にしっかりと届き、心に安らぎを与えてくれる女性です。
Yママさん、ありがとう 今日はお話が出来ない分だけ「心に大きな、大きな余白」を頂きました。 グレーはもうすっかり消えました。


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P o s t e d b y 風の沢 a t 20:02コメント(0)Ba婆の日記
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